シティヘブン

『シティヘブン』は関西圏で最大手の風俗ポータルサイト。検索される時は名前を略されて『ヘブン』と入力されることが多い。これは一般ユーザーのみならず、取り扱っている代理店や、そもそもの運営会社の社員も同様の傾向である。

正式名称は『シティヘブンネット』。略称としては上記の他に『シティヘブン』『ヘブンネット』などがあり、『シティヘブンネット』とはあまり入力されない。『ヘブン』というワードで検索した際には「天国」という意味での検索結果も含まれることから、あくまでも風俗検索ワードとして、この項目では名称を『シティヘブン』で統一する。

一番多く検索される『シティヘブン』の月間平均検索ボリュームは450,000。競合性は「低」である。 この他の表記の月間平均検索ボリュームに関してはこちらの『ピュアラバ』内の概要を参照されたし。

こちらは営業用で女性求人用に『ガールズヘブン』、スタッフ求人用に『ジョブヘブン』も存在する。

『シティヘブン』の概要

シティヘブンは『風俗』にあまり詳しくない人でも名前を知っているくらいには有名なポータルサイト。全国で8000店舗が掲載しているらしい。

ちなみに関西圏では2020年1月10日時点で、大阪で495店舗、奈良で19店舗、京都で107店舗、兵庫で196店舗、滋賀で61店舗、和歌山で18店舗の合計896店舗が掲載されている。

全国で一番多く掲載されているのは、やはりと言うべきか東京で、その数はなんと1054店舗。東京だけで関西圏をまとめた数よりも多い件数の店が掲載されている。恐るべしである。

しかし2020年3月頃から新型コロナウイルスの影響もあってか掲載が減り始め、そこからいくらか盛り返してきた2020年8月8日時点で大阪429店舗、奈良21店舗、京都88店舗、兵庫185店舗、滋賀50店舗、和歌山21店舗の合計794店舗となっている。

一応、全国での月間総PVは6億PVほどあるらしい。だが、これには巧妙なトリックがある。そもそもヘブンは店側のオフィシャルサイトを「オフィシャライズ化」の名のもとにヘブンにすることを推進している。そして、オフィシャルサイトの月間PVが60万~100万PVほどの店も比較的多く存在するため、それらの店がオフィシャライズ化した場合、そのPVがそのままヘブンのPVとしてカウントされるのである。

そうやって増やしたPVを「月間6億」と誇らしげに営業されても何も響かない。何故なら、そのPVのほとんどは個別のお店のファンによるPVであって、ヘブンを見ているユーザーのPVではないからである。そのことも考えずに「へー、6億もPVあるなら効果がありそう」などと判断してしまうのは短慮の極みであると言えよう。

また、あまりにもプランや有料コンテンツ、オプションなどが多い為に代理店泣かせのサイトとしても有名である。シティヘブンの新コンテンツの情報を持ってきた代理店に詳細を質問したら、その担当者も良く分かっていなかったという事も普通にある。

一説によると、シティヘブンの社内では自社の商品の知識を図るために定期的に試験を行っているらしい。涙ぐましい企業努力である。

大阪 風俗』『梅田 風俗』など、地名+風俗のワードでほぼ確実に検索結果が上位に表示される。

シティヘブンのユーザーにおける影響力は存外に強く、ランキング上位店になると如実に入客が増える。このため、シティヘブン内でのランキング上位を目指し、風俗店は日々の更新に力を入れる所も多い。

ちなみにランキングは毎週月曜日の12時に更新される。このランキングの結果に一喜一憂する店も多い。ランキングのカテゴリーも『ホテヘル』や『ヘルス』、『待ち合わせ型』といった業種はもちろん、梅田や難波など細かいエリアごとにも分かれているのが特徴である。

更には写メ日記ランキングや、女の子ランキングなど、ランキングにできそうなものは片っ端から網羅している感がある。

写メ日記というコンテンツでも有名であり、写メ日記と言えばシティヘブンというくらい浸透している。一部の店舗では写メ日記が始まる以前から奥様日記という名称だったり、女の子ブログという名称などで在籍女性に日記をアップして貰ったりしていたが、シティヘブンが大々的に売り出した事で、写メを添付するという様式が一般化した。

当初は、店の画像加工の激しい写真よりも女性が自分でアップしている写真の方が信用できるという意見もあったが、画像加工アプリが氾濫している現在、加工の度合いで言えばどちらもあまり変わらないかもしれない。2019年後半くらいからは写メ日記に動画も投稿できるようになったため女性の姿に対して信頼性が増すかの様に思われたが、そもそも論としてスマホのアプリで動画も加工できるものがあったりするので信用度への貢献は少な目である。

更には、人妻店など身バレを気にする場合は動画投稿がされていても女性本人ではなく周りの風景などだったりして、わざわざ風俗のサイトで見るべき内容ではなかったりもする。

それでも、最大手だけあり、ユーザーが参考にしているケースは非常に多い。

また、こちらも2019年後半になるが『ぴゅあらば』や『口コミ風俗情報局』に追随する形でシティヘブンにも口コミが追加された。

ヘブン関係者は多くのユーザーの口コミを獲得しようと、営業先店舗で口を酸っぱくして口コミの将来性を売り込んでいるが、そもそも他のサイトで既に口コミコンテンツが存在している状態から、どれだけ遅れて口コミ開始したんですかという体たらくなのを棚上げしているように思える。

この時点で出遅れてしまったサイトに口コミの将来性を語られても説得力がほとんどないと思ってしまうのが正直なところでもある。

だが、なんと言っても天下のシティヘブン。関西圏では風俗客や風俗嬢に対しての影響力の大きさはトップクラス。そんなヘブンで口コミコンテンツを開始したとなれば、店舗側としてはそれを利用しないという手はないのである。

この他にユーザーが参考にすることが多いサイトとしては『ぴゅあらば』があげられる。

『シティヘブン』について思うこと

風俗系のどんなワードで検索しても大抵の場合は検索結果の1ページ目に存在しているので知名度は抜群。故に、風俗店を探す時などダイレクトにシティヘブンを検索するユーザーも多い。

これは飲食店を探す時にとりあえず「食べログ」を見るのと同じ行動原理である。何度か行ったことがあったり、話に聞いたりなどで店名を知っている場合はそれで検索をするだろう。しかし、店名を知らず、そもそも手持ちの情報が少ない状態で店を探している時は和食・洋食・中華などのジャンルやエリアごとに検索できる食べログは非常に便利である。

同様に風俗に行きたいけれど、そんなに風俗に詳しくないライトユーザーが、『ヘルス』や『ホテヘル』、『オナクラ』などのジャンルごとだったり、エリア別に風俗店を探せる風俗系ポータルサイトを利用するというのは自然な流れでもある。

そこで、Google広告を出稿する時などは逆にそれを利用して『シティヘブン』というワードで広告を出しておくと、遊びに行く風俗店を風俗ポータルサイトで探そうとしてシティヘブンを検索したユーザーが流入してきたりてお得かもしれない。競合性も「低」なのでコストはあまりかからない。

メジャーなワードに釣られたユーザーのおこぼれを貰うことを目的にした、一種のコバンザメ戦法である。

注意点としては、この『シティヘブン』というワードが商標登録されているため、広告の見出しに使用することができない部分に留意する必要がある。なので仮に「シティヘブンで人気の店~」という様な広告を出そうとしても、非表示にされてしまうので注意しよう。

広告を出す際は「大手ポータルで人気」などと近いニュアンスで表現するか、潔く自店の名前を入れておこう。

そうすれば、仮に流入してこなかったとしても、広告文に店名を入れておけばシティヘブンを目当てに来たユーザーに名前を売ることが可能。そこからオーガニック検索で流れてくるケースもある。

しかし、あんまりそういうことをするとシティヘブン関係者にいたずらにクリックされて貴重な広告費を無駄にしかねない可能性もないことはないだろうとは思える。

ところで、最近というわけではないがシティヘブンが情報のクリーン化と称して、嘘情報を記載する悪徳店を取り締まる動きを見せているが大変喜ばしいことである。

これで、なにをするにもやたらとオプション料金を取ろうとするのさえ止めてくれれば言うことはないのだが・・・。2019年末ごろからは月間での広告掲載料が一定額を超えると特別オプションも追加されるようになったため、そのボーダーラインぎりぎりの広告料を払っている場合に葛藤が生まれることになった。

これはある一定額以上は特別オプション有になるために起こる葛藤であり、不要だと判断したプランを契約破棄したらその金額分だけが足りなくなってしまい、特別オプションが使用不可になってしまうのだ。

商売としては得意客に対するサービスでがっちり取り込もうとするのは間違ってはいないが、正直「それってどうなの?」と思わなくもない。「○○特典」みたいな明らかにアクセス増に貢献していないオプションは切りたいんですよ、こちらとしては。

困るのが、特別オプションの方はアクセス増にそれなりに効果があったりすることである。

この効果のあるオプションを使うためには、効果のないオプションも契約しなければならない。二律背反というべきか、単なる抱き合わせ販売というべきか。もちろん後者であることはいうまでもない。

40代以上の男性諸氏なら経験したことがあるだろう。ガンダムのプラモデルを買おうと思い店に行ったら、不人気のプラモデルもセットで買わないといけないという事態を。

これはプラモデルだけではなく、様々な業界でもあるらしい。ゲームソフト然り、日本酒の特約店然り。

欲しいアイテムを手に入れる為には、大して欲しくもないアイテムも手に入れなければならないという構図を本当にどうにかして欲しいものである。

シティヘブンの「直送便」と言うコンテンツに画像を貼れるようにするだけでも別オプション。これも本当にどうにかしてほしい。

どうにかして欲しいのはサイトのプランだけではない。

シティヘブンの伝統なのか、それとも自分と付き合いのあるシティヘブンの社員だけかもしれないが、打ち合わせ時間を指定して毎度遅れてみたり、ヘブンニュースなどの登録情報を掲載前日にいきなり要求したりするのは大人としてどうなのかと問いたい。

きっと彼らもいろいろ仕事を積まれ過ぎて忙殺されているのではと思えなくもないが、こっちもいきなり言われても困る。

休み前の夕方とかに、休み明けのニュース枠を取ったからニュース内容を教えてくれと言われても「え?なに言ってんの?明日休みだから今日中に考えないとダメじゃん」という気分になるのは免れない。

自分でもこういう言い方はどうかと思うが「大金払ってる客やぞ」と正直言いたくもなる。

そんなシティヘブンではあるが、管理人がお気に入りのラーメン屋でふとした事から隣の客と会話が弾み、その際に自分が風俗業界の人間だと伝えたところ、彼から開口一番に「ヘブンでランキング何位の店?」と聞かれた。敢えて正直に順位を教えたところ、微妙な反応をされたというエピソードもあったりする。これぐらい一般の風俗ライトユーザーにはシティヘブンという名前は知れ渡っているのである。

  • 最終更新:2020-08-08 13:45:21

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